浴室乾燥機を活用するコツ
天気が悪かったり、気温が低かったりで、外に洗濯ものを干せない日もありますよね。そんな時に活用したいのが浴室乾燥です。今回は、浴室乾燥機を使う時のポイントを紹介します。上手に浴室乾燥を利用して、ストレスフリーな洗濯をしましょう。
浴室乾燥機とは
浴室乾燥機は、浴室内を乾燥させたり、温めたり、送風することができるもの。浴室に据え付けられているタイプや、工事などで後付けするタイプがあります。
浴室で衣類を乾燥させる用途以外に、寒い季節に浴室を温めてヒートショックを防いだり、浴室の乾燥・カビ防止のために運転させたりと、活用の幅は広いです。
浴室が乾燥した状態で使用する
当たり前のことですが、浴室乾燥機は浴室内を乾燥させる働きをします。そのため、水分をたっぷり洗濯物を効率良く乾燥させるためには、浴室自体が乾燥している方が良いに決まっていますよね。
入浴直後は浴室の湿度が高いため、浴室乾燥のタイミングとしては良くありません。また、湯船に残り湯や水が溜まっている状態も、浴室内の湿度が上がってしまうのでNGです。
浴室乾燥させる場合には、残り湯や水を流してから使用するようにしましょう。お湯や水を貯めておきたい場合は、バスタブにきちんとフタをしておくこと。ただし、フタがきっちりできないと意味がありません。サイズが合わないなどで隙間が出来てしまう場合は、潔くお湯・水は捨てましょう。
洗濯物は適度な間隔をあけ、乾きにくいものは吹き出し口の近くへ
洗濯物は、通常干す時と同じく適度な間隔をあけて干しましょう。いくら乾燥機を使っても、洗濯物どうしが密着していては乾くものも乾きません。浴室のスペースには限りがあるので、干しきれないほどの量は洗濯しないように気を付けてくださいね。
干す時は、乾きにくいものほど吹き出し口の近くに配置するようにしましょう。また、乾燥機は直接風が当たらない場所も出てきてしまいます。1,2時間経ったら、衣類の乾燥の具合をチェックして、洗濯物の場所をローテーションさせると良いですね。
浴室の窓は開けずに使用を
浴室に窓がある場合は、窓をしっかり閉めてから乾燥機を使用しましょう。窓が全開の状態で使用しても、温風が外に逃げていってしまうだけで意味がありません。
ただし、浴室が完全に密閉状態になってしまっても、乾燥しにくくなってしまいます。浴室のドアに吸気口があれば問題ありませんが、吸気口が無い場合は、浴室のドアを少しだけ開けて使用すると良いでしょう。
乾燥機を長時間使いたくない場合は、室内干し後に使用を
浴室乾燥機を使うといっても、洗い立ての衣類を乾かすにはある程度の時間が必要になります。できるだけ乾燥機を稼働する時間を短くしたいという場合は、室内もしくは浴室である程度水分を飛ばしてから、仕上げとして浴室乾燥機を使いましょう。
浴室にカビ菌が蔓延していると洗濯物が臭くなる可能性も…
「浴室乾燥機を使って乾かすと、洗濯物が臭くなる」という場合は、浴室内のカビ菌が原因かもしれません。カビは胞子を飛ばすので、乾燥機から風が吹き出すことで胞子が舞い、洗濯物についてしまう可能性があるのです。
対策としては、浴室内のカビをしっかり取り除くこと。浴室乾燥機のフィルターや排水口・天井・壁にカビが無いかしっかりとチェックしておきましょう。
また、浴室乾燥機のフィルターが目詰まりしていると、嫌なにおいの原因になることがあります。フィルターも定期的に掃除をするようにしたいですね。