ペールトーンとは?パステルカラーとの違いは何?

ペールトーンとは?パステルカラーとの違いは何?

春から夏にかけての人気のカラーの1つに、ペールトーンと呼ばれる色があります。
まるでシャーベットのように淡く明るい色味、軽い雰囲気や女性らしいふんわりとしたイメージがあり、春から夏にかけての季節にピッタリ合う色ですね。

同じような色味としてパステルカラーと呼ばれる色味もあります。
似ているようですが、何か違いがあるのでしょうか。
ペールトーンがどのような色なのかをご説明し、パステルカラーとの違いについてもご紹介します。

~ 目次 ~
1. ペールトーンとは?パステルカラーとの違いは何?
2. 淡い色合いを表すパステルカラーとの違い
3. ペールトーンをファッションに取り入れるのは難しい

誰にでも正確に色を伝えるための「色相」と「色調」

目で見える色は、同じ色でも人により感じ方が異なることがあります。
一つの画像をパソコンで見た場合と、スマートフォンで見た場合には何となく違う色の画像に見えた経験を持つ方もいると思います。

感じ方に違いが生まれるのは仕方がありませんが、同じものを見た時に正確に色の情報を伝えなければならない時もあります。
このような時に使うのが「色相」と「色調」です。

色相と色調とは?

「色相」というのはその色を特徴づける色味です。赤や青、黄色、緑といったいわゆる「色」を表現しています。
同じ色でも、異なるイメージを持つ色味があります。

例えば、同じ赤でも、明るい赤、ややくすんだ赤、淡い赤などがありますよね。
このような異なるイメージを表すのが「色調」です。
その色がどの位明るく(明度)、どのくらいの鮮やかさ(彩度)を持つのかを表します。

色のトーンとは?

同じ色調を持つ色のグループを「トーン」と呼びます。
異なる色相を持つ色でも、明度や彩度が似ていると、同じようなイメージを抱きます。

例えば、明度も彩度も低い色は、どことなく暗く大人っぽいイメージを持つ色に感じます。
このような色のグループのことを「トーン」と呼んでいます。

トーンは、明るい色のグループ、暗い色のグループ、派手な色のグループ、地味な色のグループという4つのグループに分けられます。
さらにこの4つの区分から細分化し、一般的には12の分類に分けられていきます。
12の分類にはそれぞれにイメージが付けられています。

12の分類の中で最も明度と彩度が低いグループは「ダークグレイッシュトーン」と呼ばれ、陰気で重い、固い、暗い灰みの、男性的といったイメージが付けられています。

色調の中でも、明度が高く彩度が低めのグループを「ペールトーン」と呼びます。
ペールに付けられたイメージとしては、薄い、軽い、あっさりした、弱い、女性的、若々しい、優しい、淡いといったものがあります。
ふんわりとした淡いシャーベットのような色調となりますね。

淡い色合いを表すパステルカラーとの違い

淡い色合いを表す色の名前には「パステルカラー」もあります。
パステルカラーはもともと画材であるパステルで塗った色合いを表しています。
パステルは粉状の顔料を固めて作られた画材です。
カンバスなどに塗ると、白っぽく淡い色合いに仕上がることから、このような色合いをパステルカラーと呼んでいます。

パステルカラーの中にも、ペールトーンの色調の色味は存在しています。
ですが、ペールトーンはパステルカラーよりも透け感があり明度が高い色合いである「シャーベットカラー」と表すことが増えています。

ペールトーンをファッションに取り入れるのは難しい

淡く軽い雰囲気を持つペールトーンは、春夏のファッションではトレンドになりやすい色味ですが、一方で少しぼんやりとした色味であるだけに取り入れるのが難しいと感じる方も多くいます。

例えば、肌の色によってペールトーンが似合う人と似合わない人がいます。
一般的には肌の色が白っぽい方はペールトーンが似合い、肌の色が黒っぽい方はあまり似合いません。
ですが、肌が黒っぽい方でもペールトーンのファッションを試してみたいと感じるかもしれません。
このような場合は、顔から遠い場所にペールカラーのアイテムを持っていくとよいのです。
例えばトップスよりはボトムスに、さらに靴下やシューズなどに取り入れてみるとよいですね。

体型でもペールカラーを取り入れるのが難しいと感じるケースがあります。
それは少しふくよかなタイプの方です。
白っぽさが強いペールカラーは、どうしても膨張色となるため、見た目のボリューム感が高まります。
その結果、本来の体型よりも太めに見えてしまうことがあります。

体型が気になるものの、淡い色のファッションを楽しみたいという場合は、ペールトーンよりはやや鮮やかなパステルカラーや、パステルカラーの中でもややくすみ感のあるものを選んでみてはいかがでしょうか。

濃い色のものや色落ちしやすいものと一緒に洗濯するのは避けよう

ペールトーンやパステルカラーの服は、どうしても汚れが目立ちやすく、色移りもしやすくなります。
そのため、自宅で洗濯をする時には濃い色のものや色落ちしやすいものとは一緒に洗濯することは避けた方がよいでしょう。

また透け感がある生地を使っている場合も多いので、自宅で洗濯できるかしっかりと表示を確認するようにしてください。
お気に入りのファッションアイテムを楽しむためにも、お手入れの仕方は確認しておきましょう。

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