七五三の母親の着物選びのポイントは?スーツでも大丈夫?

七五三の母親の着物選びのポイントは?スーツでも大丈夫?

我が子の晴れの日でもある七五三は、母親にとっても特別な日となります。
どのような服装で七五三のお祝いをしようか迷っておられる方もいますよね。
子どもが着物を着るなら、母親も着物で揃えてみてはいかがでしょうか。
七五三で母親が着物を選ぶ時のポイントをまとめました。
またスーツを着用する場合の選び方もご紹介します。

~ 目次 ~
1. 子どもが主役の七五三
2. 訪問着、色無地、紋付の江戸小紋、付け下げなどが最適
3. 洋装の場合は明るめのカラーフォーマルかフォーマルワンピース
4. 髪飾りはあっても目立たないもので
5. まとめ

子どもが主役の七五三

七五三は子どもの成長を祝う行事ですよね。
主役となるのはもちろん子どもです。
そのため、母親は華やかな装いではなく子どもを引き立てる装いで臨むのが基本となってきます。

日本では洋装に比べると着物の方が格は高くなります。
子どもが洋装で七五三に臨む場合は、母親も洋装が基本です。
子どもが着物の場合には、母親は着物でも洋装でも構いません。
父親も基本としては同じ考え方となります。

まずは子どもが何を着るのかを決めた後に、両親の衣装を決めるというのが順序になります。

訪問着、色無地、紋付の江戸小紋、付け下げなどが最適

子どもが着物を着る場合、母親もせっかくだからと着物を着ようと思うケースは多いですよね。
この時に気を付けたのが着物には「」というものがあるという点です。

七五三で子どもが着る着物は、その時点で着る正装であることが多くなります。
3歳であれば被布(男の子は羽織袴のケースもあります)、5歳であれば羽織袴、7歳であれば四つ身とよばれる袖の長い着物です。

大切な行事ということで、母親も正装である留袖を着たほうがよいのではないかと思うかもしれませんが、主役である子どもを引き立てるために、留袖よりも格下となる着物を着るのが正しい選択となります。

留袖に比べ格下となるのが「訪問着」「色無地」「紋付の江戸小紋」「付け下げ」などです。
これらは第一礼装である留袖に対して略礼装や準礼装と呼ばれています。
同じ略礼装でも「色留袖」では少々格式張っているので、訪問着以下が無難です。

訪問着

母親が七五三で着る着物としては人気が高いのが訪問着です。
模様が縫目をまたぐという特徴があります。

古典柄だとどうしても格調高くなりがちなので、控えめな花柄などを選ぶとよいですよ。
色合いも薄めの桃色や黄色といった優しさを感じさせるものがおすすめです。

子どもの着物の色と被らないものがベストですが、同色になる場合は母親の着物の方が薄い色の物を選ぶと子どもが引き立ちます。

色無地

無地の着物の中でも白と黒を除いたものを色無地と呼びます。
柄がない分シンプルな着物で、晴れ着姿の子どもを引き立ててくれます。
七五三では濃い色味より薄い色味を選ぶと優しい雰囲気となります。
着物に柄がない分、古典柄の帯を使ってみてはいかかでしょうか。

紋付の江戸小紋

小紋とよばれる着物は本来準礼装より格下となりますが、背の部分に一つ紋がついた格のある絵柄の江戸小紋は準礼装として扱われます。
細かな繰り返す柄が特徴的な江戸小紋には様々な物があり、中にはしゃれ感覚な柄の物もあります。
このような柄の物は格下になるため七五三では避けましょう。

付け下げ

訪問着と似ていますが、付け下げは柄が縫目をまたぎません。
訪問着よりは少し格は劣りますが、七五三で母親が着ても問題ありません。
訪問着よりも控えめな絵柄の着物も多く、落ち着いた雰囲気を感じさせます。
男の子の母親なら、付け下げの落ち着いた雰囲気はぴったりですね。
子どもの着物の色合いに合わせ、モノトーンや薄い紫といった色を選んでみてもよいでしょう。

父親の着物

母親と同様に父親も子どもと同格の羽織袴姿ではなく、着物に羽織を合わせるといった装いがよいでしょう。
ただしウールの着物はカジュアルになるため避けます。
紬など一般的なお召しとよばれる着物を選びます。

袴を穿きたいという場合は、黒紋付羽織袴では子どもと同格もしくは格上となってしまうため避けます。
派手な柄物は避け、無地のシンプルなものを選ぶようにします。
紺や茶など落ち着きのある色合いがよいですね。
母親と同じ格になるよう揃えるのがポイントとなります。

洋装の場合は明るめのカラーフォーマルかフォーマルワンピース

妊娠中だったり、下の子どものお世話も重なり着物を着ることが難しかったりする場合などは洋装を選びたい母親もいるでしょう。
このような場合はブラックフォーマルではなく、カラーフォーマルやフォーマルワンピースを選ぶようにします。
ダーク系の落ち着いた色味を選ぶ場合は、アクセサリーで華やかさを出すようにします。
華やかすぎるのは避けたいですが、地味すぎるのも避けた方がよいでしょう。

父親もやはりブラックフォーマルではなく落ち着いたスーツを選びましょう。
子どもが着物を着る時には父親はセミフォーマルのスーツがベストです。
スラックスにジャケット姿ではカジュアルすぎます。
ビジネススーツを着る時は、シャツやネクタイで華やかさを出す、ポケットチーフをプラスするといった工夫をするとよいでしょう。

髪飾りはあっても目立たないもので

母親は髪をセットした場合でも、できるだけ髪飾りを付けずにまとめるようにします。
髪飾りを付ける場合でも、目立たないものにするとよいでしょう。

派手な髪型にしてしまうと子どもよりも目立ってしまうためです。
まとめ髪もトップでまとめると派手になるため、低い位置でまとめるようにします。
きちんと感があり清涼感のある髪型にしましょう。

まとめ

七五三はあくまでも子どもが主役であることを考え、母親も父親も落ち着いた雰囲気のある衣装を選ぶとよいでしょう。
またメイクも派手なものを避けナチュラル系でまとめるとよいですね。

七五三が終わり着用した着物に目立った汚れがなくても、よく見ればファンデーションや汗、さらに子どもが触れた部分などに汚れが付いていることがあります。
保管する前には一度着物専門のクリーニングに出すとよいでしょう。

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七五三で着た着物は今後も子どもの節目の行事で着る機会もあるでしょう。
大切に保管しておくことをおすすめします。

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