革ジャンは自宅で洗濯?クリーニングに出す?自宅でのお手入れ方法のまとめ

革ジャンを自分でお手入れする方法

こんにちは。宅クリ編集部のはるです。
男の人が特にハマるアイテム、革ジャン。独特の味があって、渋くてカッコイイですよね! でも、革のアイテムって、なんだか洗濯が難しいイメージがありませんか?

クリーニングに出せば話は早いのですが、もし自宅で洗濯できるのであれば、クリーニング代の節約になって助かる、というのが本音だと思います。

そこで今回は、意外と知られていない革ジャンのお手入れ方法について、ご紹介します。

~ 目次 ~
1. 革ジャンは自宅で洗えるけど…注意事項はいっぱい!
2. 革ジャンを自宅で洗う際の注意点
3. 革ジャン(本革)の洗い方
4. 普段からできる革ジャンのお手入れとは?
5. 合成皮革(フェイクレザー)の革ジャンの洗濯&お手入れ方法は?
6. まとめ

革ジャンは自宅で洗えるけど…注意事項はいっぱい!

革ジャンの他にも、革製品はいっぱいありますよね。革靴、革のかばん、革手袋、革のお財布、革のベルト、革の帽子……。

結論からいうと、それらはすべて自宅でお手入れができます。意外ですよね!

ただし、注意点がたくさんあります。すべてが重要なポイントなので、一つずつしっかりと確認していきましょう。

革ジャンを自宅で洗う際の注意点

その1 必ず革専用の洗剤を使うことと、その使用方法を守ること

ネットを見ると、「おしゃれ着用洗剤(中性洗剤)で革ジャンを洗えた!」という情報を目にします。

しかし、革はとてもデリケートなので、クリーニング屋さんでも場合によってはクリーニングを断られることもあるくらいです

自宅で洗う際は、「革専用の洗剤」を購入し、その使用方法をしっかりと守るようにしてください。

※…革の縫い目が複雑な場合や、数種類の革が組み合わさっている場合、革製品は取り扱い不可な場合など

その2 革が濡れている状態で熱をかけない

濡れている革は、熱にとても弱いです。アイロンは必ず低温にしてくださいね。さらに、霧吹きで水をかけたり、スチームをつけたままのアイロン掛けは厳禁です。

また、一番こわいのは、乾燥機! 熱風によって大切な革ジャンが縮んでしまいますので、気をつけましょう。

その3 スエード(裏革)は水分厳禁

革製品には、本革とフェイクレザーがありますが、本革の裏面、いわゆるスエード地には、水分をつけてはいけません。

スエード地は、ブラッシングと専用クリームなどでのお手入れが基本となりますよ。

その4 次のような場合は無理せずクリーニングへ

 

・手洗いやおしゃれ着洗いなどのデリケートな洗い方に慣れていない場合

・色が2色以上使われている製品の場合

・特殊なシミがある場合

以上の場合は、自宅で洗うと型崩れ、色落ち、縮みなど失敗の原因となりますので、プロにお任せしましょう。

※…素材や程度によっては受付不可となる場合もあります。

ちなみにこの革ジャン、どこのクリーニング店でも受付てもらえるのか調べてみたところ、「革製品は取扱い不可」としているクリーニング店がほとんどでした。

そんな中、取扱い可能な宅配クリーニング店を見つけました。宅配クリーニングの「リナビス」です。

リナビスは「おせっかいな宅配クリーニング屋」として、テレビ番組「カンブリア宮殿」にも出演した有名な宅配クリーニング店。
通常のクリーニングでも、衣類のしみ抜きやボタン修理、毛玉取りなどを無料で実施しているサービス力の高いクリーニング店です。

ブランド衣類のクリーニングにも強く、コストパフォーマンスが良いことも人気のポイント。
革の衣類、バッグ、小物のクリーニングと修繕のサービスもあり、革ジャンのクリーニングにももちろん対応しています。
料金は1点15,400円(税込)。
クリーニングと仕上げ込みの料金です。簡単なシミ抜きや擦れの修復などもしてもらえるので、大切な革ジャンや、汚れや傷みが気になる革ジャンはぜひお任せしたいですね。

また色補正もプラス11,000円(税込)で可能です。
詳細はリナビスの公式ホームページで確認してくださいね。

>>リナビス(公式サイト)

その他、革ジャンのクリーニングな宅配クリーニングの店は「キレイナ」があります。

料金はレザージャケット(銀面、牛・豚・羊)13,200円(税込)、スエード・ヌバック・ムートンのジャケットは16,500円(税込)です。

ただし、シミ抜きは別料金1,320円~などメンテナンスは有料。指定ブランドのクリーニングも料金アップになります。

詳細は「キレイナ」のホームページで確認を。

革ジャン(本革)の洗い方

注意点に気をつけた上で、自宅で革ジャン(本革)を洗濯する方法をご紹介します。

基本は、洗剤を水で薄めた液に布をひたし、その布を絞って表面をふき洗いするという方法になります。

詳しい手順や洗剤の量などについては革専用洗剤の使用方法を参考にしていただきたいのですが、共通するポイントもいくつかあります。

その1 水温について

先ほどもご説明したとおり、濡れた革は熱に弱いので、熱湯はNGです。たとえぬるま湯でも縮みの原因になりますので、ご注意を!

その2 柔軟剤の使用について

市販の柔軟剤はNGです。洗剤と同様に「革専用の柔軟剤」が売られていますので、そちらを利用してくださいね。

その3 干し方について

基本は、室内干し・陰干し・平干しを心がけましょう。日光の熱さで革にヒビ割れが起こってしまうこともありますので、ご注意くださいね。

普段からできる革ジャンのお手入れとは?

革ジャンは、そもそも「洗う」のに向いている衣類とはいえません。

理想は、洗濯が必要ないくらいにキレイな状態をキープすること。そのためには、普段のお手入れが大切です。

・一日着たら、乾いた布で表面のほこりを落とすようにふき洗いすること。

・革製品はとくに湿気に弱くカビ菌が繁殖しやすいので、風通しの良い場所にかけて衣類を冷ますこと。

菌は、衣類についた人間の温もりを好みますので、脱いですぐクローゼットへ、というのはおすすめできません。 もちろん、湿気対策、温度管理は、普段からしっかりと行ってくださいね。

合成皮革(フェイクレザー)の革ジャンの洗濯&お手入れ方法は?

本革のレザージャケットではなく、合皮(フェイクレザー)の革ジャンを持っているという方も多いと思います。
フェイクレザーの場合の洗濯とお手入れ方法もチェックしておきましょう。

フェイクレザーの場合、本革ほど繊細な素材ではありませんが、劣化しやすいという弱点があります。
合皮の寿命は素材が作られてから3年程度とも言われていて、いつ劣化が始まるかはアイテムによって異なり、正確な時期は誰にも分かりません…。

そのため、自分で洗濯をしても、クリーニング店でクリーニングをしてもらっても、劣化のリスクがあるということは忘れないようにしましょう。

【フェイクレザーの洗濯方法】

1 洗濯表示を確認し、自宅で洗濯できるかをチェック。

※「水洗い不可マーク」「ドライマーク」が併記されていたら、自宅では洗えないのでクリーニング店へ。
洗濯表示の詳細はこちら
※衣類の表面に剥がれや、ひび割れがある場合、さらにひどくなってしまう可能性があるので、洗濯はやめておきましょう。

2 洗濯表示に従い、やさしく手洗い・もしくは洗濯機洗い(ドライコース)をする。

※洗剤はおしゃれ着洗い用の中性洗剤(エマールやアクロンなど)を使用します。
※洗濯機の脱水時間はできる短く設定します。

3 シワを伸ばし、形を整えて日陰に干す。

※脱水後、表面に水滴が残っている場合は乾いたタオルで拭き取ります。

【フェイクレザーのお手入れ方法】

  • 着用後はハンガーにかけて、湿気がこもらないようにする。
  • ブラッシングや乾拭きでホコリを落とす。
  • 濡れた時はタオル等でしっかり水分を拭き取り、日陰で自然乾燥させる。
  • 汚れがついた場合は、おしゃれ着用洗剤を薄めた液を布(タオル)につけて固くしぼり、拭き取る。
    ※拭き取り後は、水を含ませた固く絞った布(タオル)でしっかりと拭き取る。
  • 保管は温度や湿度が低く、直射日光が当たらない場所へ。時々は風に当てて、カビの発生を防ぎます。
  • 他の衣類と接触していると変色の原因になるので、不織布のカバーをかけて保管するのがベストです。

まとめ

いかがでしたか? 想像していたとおり、革ジャンのお手入れ方法はなかなかハードルが高かったですね。

本革の革ジャンを自宅でクリーニングするには、専用の洗剤や柔軟剤の使用が必須なので、まずは専用アイテムの準備から始める必要があります。

「準備が大変」「絶対に失敗したくない」という場合は革製品のクリーニングができるクリーニング店「リナビス」や「キレイナ」のサービスを利用しましょう。
料金は16,500円程度です。

本革でなく合皮(フェイクレザー)の洗濯は、洗濯表示で水洗いが可能であれば、家庭での洗濯ができます。
ただし、合皮の素材の寿命が3年程度なので、劣化のリスクがあることを覚えておきましょう。

本革の革ジャンはしっかりお手入れをしておけば、合皮ほど劣化の心配をする必要はありません。
日々のお手入れをしっかりし、汚れが気になった時や、長期保管する時にクリーニングに出すことをおすすめします。

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