新生児のミルクの量は?飲ませ方や間隔もチェック!

赤ちゃんは言葉を喋ることができないので、ミルクをあげたにも関わらず泣いていると、ミルクが足りないのか、それとも飲み過ぎでお腹が張っているのか分からず悩みますよね。
ミルクの哺乳量は、個人差がありますが、平均を知ることで調節がしやすいです。
また、ミルクの飲みが悪い、飲んだ後に吐き戻しをしてしまうという赤ちゃんは、飲ませ方に問題があるかもしれません。
この記事では新生児に必要なミルクの量や上手な飲ませ方などについてまとめています。
「月齢にあったミルクの量を知りたい」「ミルクの飲ませ方を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

~ 目次 ~
1. 新生児が必要なミルクの量
2. ミルクを与える間隔は?
3. ミルクの上手な飲ませ方
4. 新生児は1日に何グラム体重が増加する?
5. 飲み過ぎを防止するためには?
6.混合のママの授乳回数とミルクの量は?
7.生後2ヶ月・3ヶ月に必要なミルクの量は?
8. まとめ

新生児が必要なミルクの量

生まれた週数や体重、赤ちゃんの哺乳力によって多少の差はありますが、新生児が必要なミルクの量は目安があります。 

生後0日~7日

この時期は少し特殊で、1回のミルクの量は、“生後日数×10ml+10”です。
例えば、生後0日の場合は“0(日)×10(ml)+10(ml)=10ml”、生後1日は20ml、生後2日は30ml、生後3日は40mlとなります。

生後8日~生後14日

1回80m、1日7~8回
少しまとまった量を飲めるようになります。
ミルクをあげる時間の目安は10~15分。
あまりだらだらとあげるのも良くないので、15分経ったら一度切り上げましょう。

生後15~28日

1回100~120ml、1日7~8回
体力が付き、この量を一気に飲めるようになります。
極端に飲む時間がかかる場合は、乳首のサイズが合っていないことも考えられます。
乳首のサイズアップも視野に入れてください。

赤ちゃんによっては、この量を飲みきれなかったりこれでは足りなかったりするので、ミルクを飲んだ後の様子を観察し、保健師さんや先生と相談して量を調節してください。

ミルクを与える間隔は?

ミルクは、3時間以上間隔をあけて与えましょう。
母乳の場合は消化がいいので、欲しがる時に欲しがるだけあげることができますが、ミルクは消化に時間がかかるため、完全に消化が終わる前に次のミルクをあげてしまうと、胃腸に負担がかかります。
新生児のうちは哺乳力が弱く、すぐに疲れてしまうので、飲んでいる途中で寝てしまうこともあるでしょう。
そうすると、お腹をすかせて3時間の間隔を守れない・・・ということになるので、足を刺激したりして、頑張って飲んでもらってくださいね。
新生児のうちは3時間間隔を目安に、1日7~8回ミルクを与えます。

ミルクの上手な飲ませ方

ミルクの飲みが良くない、吐き戻しが多いという場合は、上手にミルクを飲めていない可能性が高いです。
ミルクを上手に飲ませるポイントは、哺乳瓶の乳首の咥え方。
赤ちゃんの唇に乳首を当てると、本能ですい付いてきます。
この時に「ちょっと入れ過ぎ?」と思うくらい、しっかりと乳首を口の中に押し込んでください。
唇が内側に巻き込まれていれば、ママの指を使って唇を表に出してあげましょう。
そうすることで、乳首と唇がしっかりと密着し、力強く飲むことができます。
逆にちゅぱちゅぱ音がしている場合や、読んでいる途中で度々乳首が離れてしまう場合は、浅吸いになっている可能性が。
哺乳瓶を、咥え直させてくださいね。
また吐き戻しが多い場合は、 ミルクと一緒に空気をたくさん飲み込んでいるかもしれません。
乳首部分がミルクで埋まっている状態で、最後まで飲ませましょう。
スースー空気が漏れる音がする場合は、空気が入っている証拠。
ミルクが少なくなってきたら、赤ちゃんの口と乳首が垂直に近い角度になるようにしてあげてください。

新生児は1日に何グラム体重が増加する?

新生児は1日に30~40g体重が増加していれば、哺乳量が足りている証拠です。
ミルクの量が適切かどうかは、体重測定をすることで確認できます。
体重測定は夕方の沐浴前など、同じ時間、同じ条件で測るようにしましょう。
体重増加の目安から大幅にズレている場合は、ミルクの量を増やしたり減らしたりして調節してください。
赤ちゃん用の体重計が家にない場合も多いので、ミルクの量に不安がある方は、産院の母乳外来に週に1回程度通ったり、保健師さんに家に来てもらったりするといいですね。

飲み過ぎを防止するためには?

赤ちゃんによっては、推奨量にもかかわらず、飲み過ぎになっている可能性があります。
新生児のうちは、満腹だと思う感覚が未熟なので、必要以上に飲み過ぎてしまう場合も。ミルクを飲み過ぎると以下のようなサインが出ます。

・口からミルクがだらだら出てくる
・ゲップと一緒に大量に吐く
・お腹が張って不機嫌そうに泣く
・4~5時間経ってもミルクを欲しがらず寝ている

赤ちゃんは飲み過ぎると吐いて調節するので、吐くこと自体にあまり驚かなくても大丈夫です。
ですが、飲ませすぎると、肥満児になったり胃腸に負担がかかったりするので、飲み過ぎのサインが出ている場合は、ミルクの量を少し減らしましょう。

混合のママの授乳回数とミルクの量は?

母乳と混合の場合は、授乳の後にミルクをあげるのが基本です。
母乳で足りない量をミルクで補うという形。
特に母乳育児をしたいと思っているママは、この順番を守ってくださいね。
授乳の回数は基本的にミルクと同じです。
3時間を目安に、1日8回程度飲ませましょう。
母乳の量は目に見えて分かるものではないので、ミルクの量がちょっと難しいですが、40~80mlを目安に作り、残すようであれば次のミルクはもう少し少なめに、まだ欲しがるようであれば90ml、100mlと量を増やしていきましょう。
授乳の回数に決まりはありません。
赤ちゃんが欲しがる時に飲ませてあげてください。

生後2ヶ月・3ヶ月に必要なミルクの量は?

当然、成長とともにミルクの量を増やさなければなりません。
また、哺乳量の個人差も徐々に大きくなっていきます。
ミルク缶のパッケージに書いてある量はあくまで目安なので、あまり神経質にならなくて大丈夫です。

生後2ヶ月

1回120ml~160m、1日に6回
1回に飲める量が増えるので、授乳間隔は4時間ほど開く赤ちゃんが多くなります。
体力がつくので、途中で寝ることも減るでしょう。
ですが、まだまだ満腹中枢が未熟なので、飲み過ぎてしまうことも。
すごい勢いで飲みきるとミルクを足したくなりますが、お腹の張りや機嫌を見て、あげすぎないようにしてください。

生後3ヶ月

1回200ml、1日に5回
夜に4~5時間寝る赤ちゃんも少しずつ増え、授乳の回数が減ります。
また、“遊び飲み”をするようになる時期。
乳首を噛んで真剣に飲んでくれなかったり、飲む量にムラが出たりしますが、体重の増加が正常であればあまり心配しなくても大丈夫です。

まとめ

健康を維持するためには、哺乳量の目安を知ることが重要です。
飲みが悪いと心配になりますが、最初は上手に飲めないのが当たり前です。
また、赤ちゃんの口の形によって、飲みやすい乳首も変わります。
なかなかうまく飲んでくれないという時は、哺乳瓶を変えるのも一つの手ですよ。
3時間おきの授乳は大変ですが、赤ちゃんと濃密なスキンシップができる大切な時間。
飲む量に神経質になりすぎず、楽しんで授乳をしてくださいね。

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