液体洗剤と粉末洗剤の違いは?洗浄力はどちらが高い?

洗濯をするときに、液体洗剤と粉洗剤のどちらを使っていますか。
近年は液体洗剤の種類も増えましたし、水に溶けやすいこともあり、利用者が増えていますよね。一方で粉洗剤も根強い人気があります。

今回は、液体洗剤と粉洗剤の違いについてお話しします。
それぞれのメリットやデメリットを知っておくと、自分なりの使い分けができると思いますよ。

液体洗剤の特徴は?

液体洗剤の最大の特徴は、液体なので水に溶けやすいという点。 洗剤の溶け残りの心配がないので、寒い時期にも便利で、オールシーズン使いやすい洗剤です。

また、すすぎの回数が1回でもOKというタイプもあり、時短・節水にも一役買っています。
洗剤の計量が簡単なボトルもあり、利便性が高いのが特徴ですね。

洗浄力に関しては強すぎずマイルドなので、色柄物の洗濯にも向いています。 便利な点が多い液体洗剤ですが、粉洗剤に比べると価格が高いのが欠点と言えます。

粉末洗剤の特徴は?

粉末洗剤は水に溶けにくいので、水で洗濯をすると溶け残りの心配があります。 とくに寒い季節は水道水も温度が低いので、洗剤が溶けずに衣類に付着したまま脱水されてしまうことも。 そのため、すすぎをしっかりすることは欠かせません。 液体洗剤のように「すすぎ1回」という訳にはいかないのが、粉末洗剤です。

溶け残りを防ぐには、温水を使うのも効果的なので、洗濯にお風呂の残り湯を使っている人なら大きな問題は無いでしょう。 水道水で洗う場合は、粉洗剤をお湯で溶かしてから使うという方法もあります。

液体洗剤に比べると手間がかかるので、利便性は高いとは言えません。 粉末洗剤の利点は、洗浄力がとても高いということ。 汚れをしっかり落とせるので、白い衣類の洗濯にはぴったりです。 その分、色柄物は色落ちの心配があるので、気を付けましょう。

コストの面で考えると、粉末洗剤は液体洗剤よりも安価でお得です。

液体洗剤と粉洗剤の違いは

先に紹介したように、液体と粉末で水の溶けやすさが違います。 もう一つは洗浄力の違い。液体洗剤は洗浄力がマイルドで、粉末洗剤は洗浄力が高いです。

「液体洗剤のほうが水に溶けやすいので、洗濯物にしっかりと浸透して汚れを落とすのでは?」と思うかもしれませんが、粉洗剤のほうが洗浄力が高いのです。

粉洗剤は弱アルカリ性なので、汗や皮脂といった酸性の汚れに高い洗浄力を発揮します。
液体洗剤も通常の衣類の汚れを落とすのに、何ら問題はありません。 液体洗剤には界面活性剤が配合されているので、衣類によく浸透して汚れを落とすことができます。

液体洗剤で皮脂汚れを落としたい場合には、界面活性剤の多く配合されているものを選ぶと、比較的汚れ落ちがよくなります。

界面活性剤の配合は分かりにくいと思うので、「汚れ落としに強い」とうたっている液体洗剤を選ぶとよいですね。

液体洗剤と粉末洗剤をどう使い分ける?

液体洗剤は色柄物の洗濯物にも問題なく使えるので、色柄物の洗濯には液体洗剤が安心です。 また、水に溶けやすいので、水温が低い時期に使用するのもおすすめです。
「忙しいので洗濯のすすぎを1回で済ませたい」「節水したい」という人は、すすぎ1回でOKというタイプの液体洗剤を選びましょう。

粉末洗剤は洗浄力が高いので、白い洗濯物や色柄落ちの心配が無いアイテムに使うのがおすすめです。 しっかり汚れを落としたいアイテム、子どものシャツ、運動着、給食エプロンなどはぴったりです。

粉末洗剤は水に溶けにくいですが、水温が高い時期は溶けやすくなるので、夏なら比較的安心して使えます。 溶け残りを防ぐには、お湯で溶かしてから使いましょう。 ほかに、お湯(お風呂の残り湯)で洗うのも、溶け残り対策になります。

まとめ

液体洗剤と粉末洗剤は、どちらも「衣類の汚れを落とす」という働きをしますが、「水への溶けやすさ」「洗浄力」が違います。

それぞれの特徴を理解した上で、
・寒い時期は液体洗剤、暖かい時期は粉末洗剤を使う。
・色柄物には液体洗剤、白い衣類は粉末洗剤を使う。
・時短で洗いたいときは液体洗剤、時間がかかってもよいときは粉末洗剤を使う。
というように、水温や洗濯をするアイテムによって使い分けると、洗濯効果も期待できますし、効率良く洗えます。

そのほか、液体洗剤と粉末洗剤ではコストも違います。
液体洗剤のほうが割高な傾向なので、節約したい場合は粉末洗剤がおすすめです。 今まで、液体洗剤しか使っていなかった人、粉末洗剤しか使っていなかった人も、液体洗剤と粉末洗剤の特徴を理解した上で、毎日の洗濯に取り入れてみてはいかがでしょうか。

賢く使い分けることで、満足度の高い洗濯ができるようになりますよ。

宅配クリーニング

宅配クリーニング編集部 関連ブログ記事

メニュー