離乳食はいつから?だしや卵は使って良い?

母乳やミルク以外から栄養を取るためのトレーニングとしての食事である離乳食。赤ちゃんが表情を変えながら、一生懸命離乳食を食べる姿はとても可愛く、開始するのを楽しみにしている方も多いでしょう。

ですが赤ちゃんは、咀嚼(そしゃく)力や消化機能が未熟なので、離乳食を開始する時期や食材選びは慎重に進めなければいけません。

この記事では、離乳食を開始する時期や、食材別のタイミングを紹介しています。
そろそろ離乳食を始めたい」「アレルギーが出やすい食材をいつあげていいのか分からない」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。

~ 目次 ~
1. 離乳食を始めるのはいつから?
2. 離乳食の進め方
3. 離乳食でだしを使うのはいつから?
4. 離乳食で卵はいつからあげていい?
5. 離乳食でパン粥はいつからあげていい?
6. 離乳食でヨーグルトはいつからあげていい?
7. まとめ

離乳食を始めるのはいつから?

離乳食を始めるのに適している時期は、生後5~6ヶ月です。
赤ちゃんの食事への意欲や体調によって前後するので、生後5ヶ月前後には赤ちゃんの様子をよく観察して、以下のようなサインが見られたら離乳食を開始してください。

・首がしっかりとすわって、支えがあれば座れる。
・大人の食事に興味を示して、口を動かしたり目で追ったりする。
・よだれがしっかり出ている。
・生活リズムが整っている。

離乳食を開始する時は、機嫌や体調が良い日にしてください。
体調が優れず離乳食の開始が遅れると焦るかもしれませんが、まだこのくらいの時期は食べ物から栄養を取れなくても大丈夫なので、安心してください。

また、食事に興味があるもののスプーンを嫌がる赤ちゃんは多いです。
生後4ヶ月頃から、ミルクや白湯をスプーンで飲ませる練習をすると、スムーズに開始できますよ。

離乳食の進め方

離乳食は、初期・中期・後期・完了期の4つの行程に分けられます。

・離乳食初期(生後5~6ヶ月)
食べ物を上手に飲み込む練習をする時期です。
お米の粒が残らないようにすりつぶした、ポタージュ状の10粥から開始しましょう。回数は1日に1回で量も少ないので、栄養のほとんどは母乳やミルクから摂取します。

・離乳食中期(生後7~8ヶ月)
噛む練習をする時期です。
小さく切った食材を舌でつぶせる硬さにゆでで与えましょう。お粥も水分を少し減らし、すりつぶすのはやめます。食事の回数は2回が目安。

・離乳食後期(生後9~10ヶ月)
少しずつ食材のサイズを大きくし、食事の回数も大人と同じ3回にしましょう。
食材の硬さはバナナくらいが目安。手づかみメニューを増やし、自分で食べる練習を開始します。

・離乳食完了期(生後11~12ヶ月)
少し大きさのあるものを手づかみして、前歯で噛みちぎれるようになるでしょう。
大人と同じようなメニューが食べられるようになりますが、薄味にし、油の量にも気を付けてください。

離乳食でだしを使うのはいつから?

赤ちゃんは大人よりも味覚が敏感なので、調味料は必要ありません。ただ、味のアクセントとしてだしを使うのはOKです。
離乳食でよく使われるだしは、以下の4種類です。

昆布だし…昆布からとっただし
野菜だし…野菜のゆで汁
かつお昆布だし…昆布にかつお節をプラスして作る
ささみだし…ささみのゆで汁

昆布だしと野菜だしは植物性なので、アレルギーの心配がなく離乳食初期から使うことができます。
かつお昆布だしは、赤身魚であるカツオのエキスが入っているので、お魚デビューをした離乳食中期頃から与えましょう。
ささみだしも動物性の油が含まれるので、離乳食中期から与えると安心です。

だしを無理に使う必要はありませんが、赤ちゃんが離乳食に飽きて食べムラが出た時に、味の変化をつけるために利用してみてくださいね。

市販のだしには塩分や化学調味料が入っているので、自宅でだしをとるか、赤ちゃん用として販売されているだしを購入しましょう。

離乳食で卵はいつからあげていい?

アレルギーの症例数や重篤度が高い、特定原料に定められている卵。 特に卵白はアレルギーを起こしやすいので、注意が必要です。

卵黄は離乳食初期、卵白は離乳食中期が目安。必ず固ゆでしたものを耳かきひとさじ程度からスタートさせましょう。

卵のようにアレルギーが起きやすいものを離乳食で過剰に避ける方もいますが、摂取の時期を遅らせることでアレルギーを起こしにくくなるという話しは、根拠がないと言われています。

離乳食は、様々な栄養素をバランス良く摂取することが大切なので、卵も少しずつチャレンジしてくださいね。

離乳食でパン粥はいつからあげていい?

パンもアレルギーを起こしやすい小麦が原料なので、スタートさせる時期に悩みますが、おかゆに慣れてきたらパン粥を与えてもOKです。

離乳食初期に使うパン粥は、糖分・塩分・油分が少ない食パンを使いましょう。また、イーストフードや乳化剤が入っていないものを選ぶと安心です。小さくちぎったパンを、お湯や調乳ミルクでふやかして食べやすくしてくださいね。

離乳食でヨーグルトはいつからあげていい?

ヨーグルトは、タンパク質や乳酸菌、カルシウムなど、成長期の赤ちゃんに必要な栄養素が多く含まれています。またデザートとしてだけではなく、食材混ぜることで酸味をプラスしたり、とろみをつけ飲み込みやすくしたりという使い方もできるので、とても使い勝手の良い食材のひとつ。ただ乳製品は、赤ちゃんの未熟な消化機能では消化しにくく、下痢や消化不良を起こすことがあるので、離乳食中期から与えましょう。

赤ちゃんにヨーグルトを食べさせる時は、常温にしてから与えてください。酸味があるので、フルーツや甘みのある野菜と混ぜてあげると食べやすくなります。水切りをすれば生クリームの代わりになるので、お祝いのケーキに利用するのもいいですね。

まとめ

楽しみな反面、色々と悩むことが多い離乳食。離乳食を開始するタイミングや、与える食材の時期を事前に調べておくと、スムーズに進めることができるでしょう。

この記事で紹介したタイミングはあくまでも目安です。
赤ちゃんの様子や離乳食の進み具合に合わせて、食材をチョイスしてくださいね。

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