産院に希望を伝えるバースプランの書き方とは?

お産は一生忘れることのない、人生の一大イベントです。振り返った時に「いいお産ができた!」と思えるように、希望のお産をイメージしバースプランを立てると良いでしょう。

とはいえ、急にバースプランを書こうと思っても「何をどのようにして書いたらいいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?

この記事では、バースプランの書き方や、先輩ママが書いて良かったことなどを紹介しています。

~ もくじ ~
1、バースプランとは?
2、バースプランの書き方
3、帝王切開のバースプランの例
4、バースプランが特にない場合は?
5、先輩ママがバースプランで書いて良かったこと
6、まとめ

バースプランとは?

バースプランは、希望のお産の計画のことです。具体的には、陣痛中はどのようにして過ごしたいか、出産の方法、医療行為の希望、産後の母乳など、出産に関わることなら何でもOK。専用の用紙を用意している産院もあれば、口頭で伝える産院もあります。

バースプランの共有がない産院もありますが、バースプランを立てることで、出産の流れが分かったり、適切なケアをしてもらえたりするので、バースプランを書き、産院に伝えると良いでしょう。

バースプランの書き方

専用の紙がある場合は書きやすいですが、完全にオリジナルで書く場合は、なかなか難しいですよね。

そんな時はまず、適当な紙に希望を箇条書きにしてみてください。その後に、構成や肉付けをすることで、分かりやすく希望を伝えることができますよ。
具体的な書き方は以下の通りです。

時系列に沿って書く

出産は、妊娠期間、陣痛、分娩、出産直後、産後とたくさんの工程があります。箇条書きにした内容をそれぞれの工程に分けて、時系列に沿って書くことで、第三者でも分かりやすいバースプランになるでしょう。

具体的に書く

例えば、産後は完全母乳で育てたいという希望がある場合「完全母乳希望」だけでは不十分。「完全母乳希望なので、産後なるべく早く初乳をあげたい。おっぱいのケアをしっかりしてほしい」など、具体的に書くことで、病院側も対応がしやすいです。

優先順位をつける

たくさん希望を伝えても、病院の方針や受け入れ状況によっては、多くの希望を叶えるのは難しいですよね。全てが中途半端になると不満が残るので「これだけは譲れない!」ということをしっかり伝えましょう。

これはイヤ!ということも書く

バースプランには、あれがしたい!これがしたい!とプラスなことを書くことが多いですが、これはイヤ!ということがあれば、しっかりと記入しておきましょう。
例えば「できるだけ会陰切開はしたくない」「取り乱しても叱らないでほしい」など。

帝王切開のバースプランの例

帝王切開だと、できることが少ないと思われがちですが、意外と希望をたくさん叶えてもらえます。
例えば、手術を受けながら「頭が見えたよ」「肩まで出たよ」など進行具合を教えてもらうと、出産の実感が湧きやすいです。

計画帝王切開の場合は、立ち会いができることもあるので希望があればバースプランに書いてみましょう。

他にも胎盤やへその緒を見せてもらったり、赤ちゃんを初めての抱っこする相手を指定したり、産声を録音してもらったりといろいろとできることがあります。

バースプランが特にない場合は?

バースプランが特にないという方もいるでしょう。その場合は、「特にない」と伝えればOKです。

一般的にバースプランは、妊娠30週頃に考え始めるので、まだまだ出産の実感が湧かないのが当たり前。無理にバースプランを書こうとせず「もし出産までに希望が出てきたら伝えよう」とゆるく考えてください。

先輩ママがバースプランで書いて良かったこと

先輩ママがバースプランで書いて良かったことを紹介します。
バースプランが特にない方も、これを参考にしてみてください。

【陣痛中】

・ 陣痛室にはいつも使っているクッションを持ち込み、好きな音楽をかけたい
陣痛は1日以上かかることもあります。できるだけリラックスした状態で陣痛を耐えられるように、陣痛室での過ごし方の希望を書いておくといいでしょう。

・お産の進行具合をこまめに知りたい
ちょっとずつでも進んでいることが分かれば、希望が湧きますよね。

【分娩】

・子供も立ち合いをしたい
自分もママが頑張って生んでくれたんだ! と感動をしてくれて素敵な出産になったという体験談が多くあります。また、立ち合い出産をしたことがきっかけで、助産師になったと方も。
ただの恐怖体験にならないように、上の子に出産についてよく理解をさせ、本人が納得して立ち会うというのが大切です。

・無痛分娩希望
無痛分娩の場合、痛みで取り乱すことなく冷静に赤ちゃんの誕生をかみしめられるので、無痛分娩にして良かったと思っている方が多いようです。

・陣痛中は絶対に夫以外部屋に入れないでほしい
自分の両親や義理の両親が面会に来た時も、やんわりと助産師さんが断ってくれます。面と向かっていうのは難しい要求も、バースプランを通してであればいいやすいので、最大限利用しちゃいましょう。

【出産直後】

・胎盤やへその緒を見たい
滅多に見られるものではないので、思い出になるようです。「血がダメなのに壮絶な出産を終えた後に見たら全然平気だった」という意見もあるので、挑戦してみてはいかがでしょうか?

【産後】

・夜は新生児室で預かってほしい
赤ちゃん返りの激しい上の子が不安にならないように、夜は上の子だけの時間にしたら、赤ちゃんをしっかり可愛がってくれるようになったという経験をしたママもいます。第二子出産の場合は、上の子に関する希望もあれば記入しておきましょう。

まとめ

バースプランを書くことで、お産の実感が湧きますよね。最終的な判断は医師や助産師にゆだねることになりますが、病院任せにせず、しっかりと出産に向き合うことで、安心感や達成感がうま生まれます。

自分だけではなく、パートナーや家族としっかり話し合うことで、家族みんなで赤ちゃんをお迎えする心の準備ができるでしょう。

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