宅配クリーニングあるある

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高級不毛布団が行方不明になり呆然

28歳、現在専業をしています。あれは私が中学2年生の時でした。転校するまで至らない範囲で引越しをしたのですが、その近所に真新しいクリーニング屋がありました。ちょうど布団をクリーニングに出したかった母が、せっかくだからとそこのクリーニングに出したことが事の始まりでした。

高級な羽毛布団を依頼。受け取りに行く伝票も布団もないと言われる

店の規模はそこそこ広くて、店内は清潔感がありまだ新築のにおいがしました。受付の奥には大量のワイシャツやアウターがかかっていて大変人気であることがうかがえました。受付を済ませて、引き渡しの日にちを言われてその日は帰ったのです。その布団は昔でいう布団屋さんが来て買わされた高い羽毛布団だったのですが、年季が入っていたため暖かいけど羽が出てくるような布団でした。捨てるに捨てられない、母の思い出の布団でもあったのです。そうして受け取りの日に再び近所のそのクリーニング屋に母と向かい、受付で引き渡しの紙を見せると様子がおかしかったことをはっきりと覚えています。

店の裏へいった受付の方はしばらく出てこなくて、ようやく出てきたかと思ったら「ございません」というではないですか。母も私もポカーンとしてしまい、やっとのことで「ないというのはどういう事でしょうか」と母が口を開いたのでした。

あんな年季の入った羽毛布団、無くすも間違うもあり得ない大きさとビジュアルで、何を言ってるのかさっぱりわかりませんでした。しかし店員さんが言うには探してもその伝票も布団もないとのことで、探してまた連絡しますということだったのでした。

腑に落ちないままその日は帰りましたが、結局次の日も、そのまた次の日も連絡は来ずで母も私もどうしたものかと悩む日々でした。今すぐなくて困るわけではないし、もともと古しい布団ではありましたが、だからってずっと連絡がないのも信用問題にかかわることですし。

ただ引っ越したばかりでこんな近所でもめ事を起こすのは面倒だったので半ばあきらめて話題に出すのもやめてしまったのでした。そうこうしていたら半年ほどたってしまい、さすがにそろそろいいかと再びクリーニング屋へ向かいました。

半年後に再度来店。よやく布団が見つかる

受付には以前いなかった若い女性がおり、戸惑いつつも事情を説明してみたら「あぁ」といったかと思うとすぐに裏へいくと、なんと我が家の布団が出てきたではないですか。

呆然としていると、その若い女性が説明をし始めました。以前受付をしていた人が間違って別の人に渡していたらしく、受け取った方が高齢だったこともあっておかしいなと思いながらもその布団をもって帰ってしまったということでした。しかしその家の方が間違いに気づき、私たちがクリーニング屋へ受け取りに行った次の日に返しに来たらしいのですが、なにせ多忙だったもので、すっかり布団のことなど忘れてしまっていたようでした。

そして以前いた受付の方がそんな間違いが多々あったのでクビになってしまったとのことでした。ちなみにその受付の方は50代くらいの男性で、見た目はとてもしっかりした人でした。結局クリーニング代も支払って、ここは二度と利用しなかったです。

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