宅配クリーニングあるある

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やっぱり思い入れのあるものはクリーニングに出すべきでした・・・

1.節約のためのニット洗いチャレンジ

56歳の主婦歴30年を超える女性です。このところ、しばらくの間専業主婦をしているので、できるだけ節約!と考え、いろいろな節約にチャレンジしています。

なかでも、クリーニング代金は結構お金がかさみます。そのため、家で洗えるものはできるだけ家で洗おう、と思って、ここ最近は、手洗いマークのあるものはもちろんのこと、手洗いマークはなくても、ドライマークがあって、素材的にドライマーク用の洗剤で洗えそうなものを家で洗うことにチャレンジしていました。

こういったチャレンジで、特にブラウスや夏のワンピースやニットなど特に問題なく洗えていたので、この度、夫の、とある有名ブランドのセーターを自分で洗ってみることにしました。

このセーターは、夫の誕生日のプレゼントに、と思い購入した、専業主婦にとっては、少々勇気のいる高価な買い物で、清水の・・・といった気持ちで購入したものでした。

この冬、夫が数回着用したところで、外出中に雨にあってセーターが濡れてしまったのですが、まだ冬半ば、そのため、このシーズン、もう少し着てもらうためには、一度洗わないと、と思って、冬物厚手ニット洗いにチャレンジすることにしました。

2. 夫のセーターを洗ってみよう

まず、セーターを裏返しにしてきちんとたたみ、網のようなものではなく、しっかりと目のつまった洗濯ネットに入れました。そして、洗剤と柔軟剤を洗濯機の所定の位置に入れました。

洗剤は生協で購入した、ドライマークのものも洗える、と書いてあったものをいつも使用しているので、その洗剤を使うことにしました。生協のものは環境には優しい、安全、ということでいろいろなものを利用していますが、洗剤については、洗剤メーカーであるわけではないので、品質がどうなんだろう、ということが気にならないわけでもなかったのですけど、それまでうまくいっていたので、今回も特に問題ないと判断して使いました。

柔軟剤は、最近香りが良くて気に入っている、レノア ハピネス にしました。柔軟剤についてのこだわりは香りです。製品の種類によって洗濯物の仕上がりに多くの差が出てしまうとは感じていないので、お気に入りの香り、ということを第一選択にして選んでいます。

次いで、洗濯機の種類や新しさにもよるのかもしれませんが、我が家の洗濯機は十年近いベテラン選手の洗濯機です。そのため、洗濯機のゆったりとした動きしかしないドライコースだけでは汚れが落ちているのか少し疑問に思っているため、通常のコースでまずは3分間洗濯機を回し、その後洗濯機の中で15分程度放置しました。

本来はぬるま湯を使えばよいのでしょうけど、ここはぬるま湯にすることでお湯を使用することになり、お金もかかるし、いちいち洗濯機にぬるま湯を沸かして運んで入れるということは面倒、というので普通に洗濯機のところの水道からお水を入れました。

また、洗濯機ではなく、手洗い桶を利用して手洗いをする、という方法もあるのでしょうけど、ものの本に、手洗いよりも洗濯機のほうが生地が傷まない、と書いてあったことが強く印象に残っていたため、洗濯機で洗うことにしました。

実際のところはどうなのかわかりませんが。もちろん、それまでも同じ方法でドライマークのものを洗濯していても、まったく問題なかったということもこの方法を選んだ理由の一つです。

3.結果は・・・

ドライコースが終了して、洗濯機から取り出したとき、異変に気付きました。荒い目でざっくりと編んであったヘチマカラーのニットでしたけど、なんだかその目が縮こまっていて、詰まっているといった印象となり、ニット自体が固くなっているようです。

もともとそのニットは、店員さんから、一つ小さいサイズを購入して着用したほうが、センスがよい、と勧められたため、やや小さめのものを選んだったのですけど、どう考えても、パッと見た感じ、かなり小さくなっているように思えました。

ここで焦ってしまい、手でギューッと、しっかり引っ張り、叩いて伸ばして、そのうえで、型崩れのしにくいハンガーに通して普通に天日で乾かしました。

もちろん、手でしっかり引っ張ったところで、気持ち、大きくなったかな?と思う程度で、大きさはほぼ変わっていないような…そんな印象ではありましたが。

それでも、わずかな望みを託して干してみたのですけど、乾いてもやっぱり大きさは変わらず、でした。どうでしょうか。元の大きさからいえば、なんとか着用はできるけど、特にヘチマカラーの襟元はかなり窮屈な感じで、袖口は詰まっていて、しかも、短いなと思える大きさになっていました。

4.その後

夫が帰宅後、そのセーターを着てもらいましたが、やっぱり小さくて…。なんとか着ることはできるようではありますが、着丈の長さが短い、肩が窮屈で腕が動かしにくい、手も、袖口からシャツがかなり見える短さ、襟元はヘチマカラーなのに詰まっていて、丸首のような感じになっている、そんな感じでした。

ただ、そこは、今、私が専業主婦でお金がないわけですから、なんとか着ることができる、と夫に言い張って、夫のタンスの引き出しの中にしまいました。

本当は失敗作を何度も見ることになるので、捨ててしまいたい、という気持ちにかられたり、また、小柄の甥っ子に譲ろうか、という思いが頭をかすめないわけではなかったのですけど、一応、少々お高いものである、夫への誕生日プレゼントだったということから、ちょっと強引にタンスにしまったわけです。

お金が惜しくて、時間がある専業主婦であるからこそ、その時間を使って家で手洗いをしよう、と考えたわけですけど、結果としては高い買物、高い勉強代金になってしまいました。

なんとしてでもその品質を保ちたい、と思うものについては、ここはお金をおしまず、やはりクリーニングに出すべきだったと深く反省した出来事でした。

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