節約のつもりが大出費。スーツは家で洗えるものではありません
私が仕事を辞めて専業主婦になった時の事です。
29歳で専業主婦になり主婦向けの雑誌を読むようになりました。
特集で「節約して一年で100万貯めた」などという記事がたくさん載っていたのです。よくあるスーパー主婦の記事。
その中でも「おしゃれ着は自宅でクリーニング」している方が多く、洗濯大好きな私にピッタリの節約法であり、新米主婦にはスーパー主婦の節約マネするのが楽しみの一つになっていました。
自分のおしゃれ着を自宅で洗い成功!スーツも試してみたが…
早速私のおしゃれ着、スカート数点らか恐る恐るトライしてみます。
それは丁寧に、裏返してネットに入れ型崩れしないように細心の注意を払って・・・、エマールというドライマークもOKの洗剤を入れて手洗いで洗います。
日陰干ししてみると、それは想像以上に満足のいく仕上がりです。これはスゴイ!なんでも自宅で洗えるならかなりの節約になるではありませんか。
私もスーパー主婦の仲間入りを果たしたのです。
これをきっかけに、色々なものを自宅で洗うようになりました。
手洗いするには大き過ぎるコートや毛布なども、それも洗濯機で洗ってみたのです。
完璧な仕上がりではありませんが、自宅で洗えるならこのくらいの仕上がりでもいいかな?という節約重視になってきてしまったのです。
スーパー主婦なら洗濯の仕上がりより節約重視ですよね。
あれやこれや洗濯してみるものの、今度は洗濯するものがなくなって、ふと気が付いたのは主人が毎日着ているスーツです。
毎日たばこ臭くなり座りシワがくっきりついて帰宅するので、クリーニング代も結構かかっていました。
これは自宅で洗いたい、節約するぞと意気込んできたのです。
色々なもの自宅で洗い満足する仕上がりにしていた自信がありましたので、同じようにエマール洗剤で手洗いで押し洗いしてみました。
なんだか汚い色も落ちて、タバコの臭いもスッキリ落ちた感じ。(後から気が付くが、汚れ落ちではなく生地の色落ちだった)
?なんか変だな・・・
まずは上着から干してみたのですが、ずいぶんとシワっぽいのです。ズボンもセンタープリーツがなくなっています。
それでも私はまだ分かりませんでした。
乾けばいつもと同じようになっているハズだと思っていたのです。
生地が縮んで裏地が余って、何ともみっともないスーツに
夕方乾いたスーツを見てやはり何かがおかしいことにやっと気が付きました。
え?なんか裏地がヨレヨレして余っているのはなぜ?。
まず、洗濯のりでパリッとさせるためにアイロンがけをしてみることにしたのです。
分かりますか?ウール生地のスーツに高温でアイロンをかけると、生地が焼けて変なテカりがでます。
さらにズポンのセンタープリーツがすっかり消えて無くなり、どこに折り目を付けたらいいか分からなくなってしまいました。
しかし、これだけならクリーニング店に出せばしっかりアイロンしてもらえて、着られるようになっていたのかもしれません。
しかしながら、最大の失敗をしてしまったのです。
それは生地が縮んでしまった事。
そうですね、裏地が余っていたのはウールが縮んで裏地だけ縮まなかったからです。
もう、取り返しがつきません。目指すはスーパー主婦も惨敗です
私の服ならいいのに、主人の仕事着を縮んで着られなくするという大失敗をしてしまった私。
旦那も大爆笑。節約するつもりが新品スーツ5万円の出費となってしまいました。
]今思えば、衣類のタグをきちんと確認しておけばこのような大失敗はなかったのかもしれません。
ウオッシャブルスーツだと思っていたスーツはドライマークが付いていて洗えないスーツだったのです。
さらに洗剤の表示もきちんと確認しておくべきでした。ドライマークOKの洗剤も衣類の種類によっては、洗濯できないと記載があったのです。
重なるミスによって引き起こした失敗を糧に、今はきちんと表示確認して自宅で洗濯しています。