トレンチコートのシミ。クリーニング店に出すも取れず結局自分で洗濯
こんにちは。宅クリ編集部のなみです。
結婚式にトレンチコートを着ていった時、裾のほうに少しお醤油を落としてしまいました。あわてておしぼりでふき取りましたが、やはり小さなシミになってしまいました。
トレンチコートのシミを自宅で部分洗い。シミは取れたかに見えたが…
クリーニングに出そうかとも思いましたが、コートのクリーニング代は高い。節約のためにも自宅で落とせたらその方がいいし、やってみてうまく落ちなければクリーニングに出すことにしよう、とまず自分で洗ってみることにしました。
まずぬるま湯につけてごく普通の固形石鹸で醤油がついた箇所をこすってみると、予想以上に簡単に落ちました。おっこれはいけるかも、と一旦その部分をすすいだあと、今度はぬるま湯をためておしゃれ着用洗剤を少し入れ、シミになったところを含めた裾の部分を漬け込みました。
シミになった部分だけを洗うと、一見きれいに見えても乾いた時にそこだけ汚れが広がったようになる、とインターネットでみた事があり、丸洗いまではしなくても広い面積で部分洗いした方が良さそうだと思ったからです。
また、丸洗いしたらシワがつくだろうからそれはそれで面倒だし、部分洗いの方がいいと判断しました。しばらく漬け置きをした後すすいでみるとシミは全く分からなくなりました。念のため何度もしつこいくらいすすぎをして、そのままトレンチコートを室内で平干しにしました。
ところがこの私の中途半端な部分洗いは大失敗で、乾いた後のトレンチコートを見てみると、部分洗いで水に塗れた境界線にくっきりと薄茶色の線がついています。ガーン。お醤油力おそるべし。あんなにたくさんの水で洗ったのに、たった一滴がまだしつこく残っているなんて。
しかも最初のシミよりずっと範囲が大きくなって目立っています。
クリーニングに出したがシミ抜きできておらず、今後は自宅で丸洗い
仕方なくクリーニングに出すことにしました。シミ抜きは時間との勝負でなるべく早く落とすべし、ということを知っていたので、早く出したかったのですが、仕事が忙しい時期と重なり、1週間ほどそのままにしてしまいました。
やっとクリーニング店に持って行って経緯を話すと、受付のおばさんに「下手に自分でさわらない方がいいのに」「まあやってみるけど、このシミは落ちないかもしれないよ」といろいろ小言を言われてしまいました。
数日後。クリーニングから返ってきたトレンチコート。シミになっていたところは・・・全く変化なし。自分で部分洗いした後とどこが違うのかが分かりません。落ちないかもとは言われていましたが、クリーニング代がもったいない、と落ち込みました。
あのトレンチコートはもう着られないのかしら。高級品ではないけれど、安くもなかったのにな。ともんもんと考えた結果、いっそのこと、「どうせ着られぬなら、洗ってしまおう、トレンチコート!」ともう一度自分で、今度は丸洗いすることを決め、少しの可能性にかけてみることにしました。
インターネットで調べて、まずぬるま湯をたっぷりとため、酸素系漂白剤を入れました。そこにコートを漬け込んで手もみしてみると・・・色が抜けているのではと疑うほど水が茶色くなったではありませんか。えーー!?色柄物にも使えるって書いてあるけど!と思いつつ急いで水ですすいで確かめると、ベージュが抜けている様子はありません。
あれ?もう一度同じ要領で酸素系漂白剤入りのぬるま湯に漬け込みます。さっきよりはうすい茶色の水になります。これは・・・こんなにこのコートが汚れているということなのか?クリーニングに出したばかりなのに?うーんと思いながら何度か繰り返してみましたが、やっぱり色が抜けている様子はありません。
結局ドライクリーニングだと、衣類に優しい反面、染み付いている日頃の積み重なった汚れは落ちないのでしょうか。その後洗濯機でおしゃれ着用の洗剤、おしゃれ着用コースで洗い、シミは落ちました。最初からこうしておけばよかった・・・。
けれどその後のアイロンがけが億劫で、結局そのシーズン、トレンチコートが活躍することはありませんでした。二度手間というより三度手間。
今思えば、出したクリーニング店もどちらかと言えば早さが自慢でそれほど染み抜きを得意としている感じのところではなかったので、最初から出すクリーニング店を選んで、少し値が張っても専門的にしっかりシミ抜きをいているところに出すべきだった、と思っています。
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シミのできたトレンチコートをクリーニングに出すポイントと料金
まず「今回どんなお店に出すべきだったか」ですが、シミの汚れを落としたかったので、シミ抜きが得意なお店に出すべきだったと思います。
今回クリーニングをお願いしたお店を含め、街のクリーニング店では“シミ抜きが得意”と、宣伝しているお店が思い当たらず…。最初からシミ抜きが得意な宅配クリーニングにお願いすれば良かったと思います。
また、宅配クリーニングでは仕上がりに納得できなかった場合「再仕上げ」をしてくれるお店もあります。
そういったサービスを利用すれば、今回のようにシミが落ちていなくても再仕上げを依頼できるので安心ですよね。
シミ抜きを無料サービス&再仕上げを無料で実施しているお店は意外と多く
- クリラボ
- リナビス
- リネット
- ネクシー
- 白永舎
- クリーニング東京
- せんたく便
があります。
また、シミ抜きは有料ですが、ブランド品も自信を持って仕上げてくれる「キレイナ」という宅配クリーニングのお店もあります(再仕上げ無料)。
バーバリーなど高級ブランドのトレンチコートであれば、クリーニングは絶対に失敗したくないと思うので、ブランド品のクリーニングに強いお店に出したいと思います。
ブランドのアイテムOKとうたっているお店には「リナビス」もあります。
キレイナは個別料金タイプ(アイテムごとに料金が異なる)のお店、リナビスはパック料金タイプ(衣類を5点、10点などまとめて出す)のお店と、料金体系が全く違うので、目的に合わせて使い分けたいところですね。
最後にトレンチコートのクリーニング料金についてです。
クリーニング大手の白洋舎をはじめ、上記に挙げた宅配クリーニングの店を調べたところ、1着2,000円程度でした。
ただし、宅配クリーニングのお店でも5点パックなどで利用する場合は割安になり2,000円以下に。中には1,000円以下になるお店もありました。
※具体的な料金が気になる方は一覧表をご覧くださいね。
最低5点、クリーニングに出したい衣類がある時はパック料金タイプのお店がお得ですが、それでも5,000円~1万円程度の出費になってしまいます。
トレンチコート1点のみであれば、個別料金タイプのお店を利用するのが良いように個人的には感じます。
個別料金のお店は、リネット、ネクシー、キレイナですね。
キレイナは仕上がりにこだわりがある分、料金設定も高いので、高級なトレンチコートならありかなと思います。
【トレンチコートのクリーニング料金 一覧表】
リネット | 2090円~(税込) |
---|---|
ネクシー | 2200円(税込) |
キレイナ | 6600円(税込)※シミ抜き5cm未満1320円(税込) |
リナビス | 5点パック:9405円(税込)※1着1881円 |
クリラボ | 5点パック:9680円(税込)※1着1936円 |
白永舎 | 5点パック:9878円(税込)※1着1976円 |
クリーニング東京 | 7点パック:8008円(税込)※1着1144円 |
せんたく便 | 5点パック:6578円(税込)※1着1316円 |
白洋舎 | ドライクリーニング 2090円(税込) ※クリスタルクリーニング(シミ抜き・補修メンテナンスあり)4125円(税込) |
以上、シミのあるトレンチコートのクリーニングについてのリサーチのまとめでした。 トレンチコートのクリーニング時に参考になれば幸いです。
宅クリ編集部のなみでした。
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