分類が大事!失敗しない洗濯機洗い

こんにちは。宅クリ編集部のなみです。

白いシャツへの色移りやセーターの型崩れなど、洗濯での失敗に「トホホ…」となった方も多いのではないでしょうか。

家事は学校や会社で教わるものでもないため、失敗しながら覚えていくのもいいですが、できたら正しい方法を覚えておきたいですよね。

そこで今回は、一度基本に戻って、正しい洗濯の仕方を一緒に学んでいきましょう。

~ 目次 ~
1. 家で洗えるチーム
 └ 家で洗える衣類と洗えない衣類の見分け方
2. デリケートチーム
3. 色落ちチーム
4. 洗濯ネットチーム
5. 洗い始める前に気を付けたい5つのポイント
 └ ①汚れがひどい衣類は下洗いする
 └ ②洗濯機に衣類を詰め込み過ぎない
 └ ③洗剤は適量を使う!
 └ ④柔軟剤を入れる場所(タイミング)に注意する
 └ ⑤お風呂の残り湯は使わない
6. 洗濯機のコースの使い分け
7. まとめ

洗濯で失敗しないポイントは、最初に洗濯物を分類しておくこと。
衣類には普通に洗濯機で洗るもの、弱洗いや手洗いにしないとダメージを受けてしまうもの、他の洗濯物に色を移してしまうものなど…いろんなタイプがあります。

すべて一緒に洗うと大変なことになるので、まずは分類が大切!
洗濯機に入れる前に、以下の4つのチームに分けましょう。

失敗しない洗濯のテクニック『4つのチーム分け』

家で洗えるチーム

まずはじめに、家で洗える洋服なのか確認しましょう。方法は、タグの「取り扱い絵表示」を見ます。

最初に注目するのは、洗濯マーク(桶に水が入っている図柄もしくは洗濯機の図柄)です。そこに「×」がある場合は要注意。
「洗濯機洗いも手洗いもできませんよ」を意味しますので、クリーニング屋さんに持っていくことをおすすめします。

ただし洗濯マークに手のイラスト(または「手洗イ」の文字)がある場合は、気をつければ家で洗えるので、詳しくはこちらをご覧くださいね。

その次に、ドライクリーニングとウエットクリーニングのマークにも注目しましょう。

ドライは本来クリーニング屋さんでしかできない洗濯技術なので、自宅で洗ってしまうと大変です!
またウエットクリーニングのマークは、クリーニング店での水洗いが可能という意味です。

ドライクリーニングのマークは、○にP(パークロロエチレン等の溶剤を使用)、○にF(石油系溶剤を使用)もしくは、○内にドライかドライセキユ系と書かれた図柄です。

ウエットクリーニングのマークは○にWです。

【家で洗える衣類と洗えない衣類の見分け方】

洗濯マーク(手洗いマーク含む)に「×」がない。

家庭での洗濯ができます。詳細はこちらで。

洗濯マーク(手洗いマーク含む)とウエットクリーニングマークに「×」があり、ドライクリーニングマークには「×」がない。

ドライクリーニングしか対応していないので、クリーニング店にお願いしましょう。

洗濯マーク(手洗いマーク含む)に「×」があり、ウエットクリーニングマーク・ドライクリーニングマークには「×」がない。

家庭での洗濯ができないので、クリーニング店へ。クリーニング店ではウエットクリーニング、ドライクリーニングが可能です。

家で洗えるチームのPOINT:
取り扱い絵表示の洗濯マークを確認する。
→衣類縮みなどの失敗を防げる。

デリケートチーム

先ほど、取り扱い絵表示の話をしました。手洗いマークがついている衣類など「家で洗えるけどちょっと気を遣ってね」というグループがありましたね。
セーターやニット製品、立体的な作りの服や装飾がある服などは、手洗いに指定されていることが多いです。

それらは通称「おしゃれ着」と呼ばれます。麻やウール、カシミヤなどの繊細な素材を使っているのが特徴です。

おしゃれ着には、「おしゃれ着用洗剤」と呼ばれる中性洗剤をお使いください。

それらは通常の弱アルカリ性洗剤と比べて洗浄力は弱めですが、デリケートな衣類もやさしく洗い上げてくれます。

「手洗い」のマークがあった場合、基本的には手洗いするのが一番ですが、「手洗いコース(ドライコース)」があったら、そちらも活用しましょう。
おだやかな水流でソフトに洗ってくれるので、おしゃれ着のお洗濯と相性が良いですよ。

デリケートチームのPOINT:
取り扱い絵表示の洗濯マーク(手洗いマーク)に注目する。
※洗濯マークに「×」があるものは、家庭では洗えないのでクリーニング店に任せましょう。
→衣類縮みなどの失敗を防げる。

色落ちチーム

家で洗えるものとデリケートなものをチーム分けしましたね。

家で洗えてデリケートでもないけれど、注意するべき洋服があります。それは、色柄モノです。ジーンズなどが代表的ですね。

初めて洗う色柄モノは色落ちチェックをしましょう。お手持ちの白いタオルに洗剤の原液をつけ、裏地の目立たない部分にトントンし、タオルに色がにじまなければOKです。

もしべったりと色がつくようなら、漂白剤を入れず単品で洗いましょう。心配ならプロに任せるという手もありますよ。

色落ちチームのPOINT:
初めて洗う色柄モノは色落ちチェックをする。
→色移りなどの失敗を防げる。

洗濯ネットチーム

最後になりますが、洗濯ネットに入れる洋服を仕分けしましょう。具体的には次のようなものです。

洗濯ネットの選び方&使い方についてはこちらの記事でチェック!
洗濯の仕上がりに大きく差が付く、洗濯ネットの使い方>>

  • ニットやセーターなど型崩れしやすいもの
  • ボタンやビジューなど繊細な飾りが付いているもの
  • ブラウスやドレスなど素材がデリケートなもの

洗濯ネットに入れることで水流による他の衣類との摩擦を防ぐことができます。

そのためデリケートな洋服はもちろん、洗濯ネットは自己判断で積極的に活用するようにしましょう。

洗濯ネットチームのPOINT:
型崩れや飾りなど、摩擦に弱そうな洋服を仕分ける。
→衣類の型崩れや破損などの失敗を防げる。

洗い始める前に気を付けたい5つのポイント

4つのチームに分けたら洗濯へと進みますが、その前に気を付けたいことをまとめました。

①汚れがひどい衣類は下洗いする

衣類の汚れがひどいものは、洗濯機に入れる前に下洗いをしておくことが大切。
他の衣類まで汚してしまったり、一度の洗濯では落ちなかったりと失敗の元です。

洗剤によっては、汚れた部分に直接原液をかけてから洗濯機に入れればOKというものもあるので、上手く利用しましょう。

また、食べこぼしや飲みこぼしのシミは時間が経つほど落ちにくくなります。
汚してしまったらできるだけ早く、下洗いだけでも済ませておきましょう。

②洗濯機に衣類を詰め込み過ぎない

洗濯機の容量いっぱいに衣類を入れてしまうと、きれいに洗濯できない可能性があります。 容量の8割程度にとどめるようにしましょう。

③洗剤は適量を使う!

洗剤を多く入れすぎると、すすぎ残しによって衣類にダメージを与える可能性も。
洗濯機に必要量が表示される場合はその指示に従って、洗濯機で表示されない場合は、洗剤のパッケージの指示に従って適量を投入するようにしてください。

デリケートな衣類を洗う場合は中性洗剤を使います。

洗剤の選び方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
家での洗濯、液体洗剤と粉末洗剤は何が違う?使い分けのポイント>>

④柔軟剤を入れる場所(タイミング)に注意する

洗剤と柔軟剤を同時に使うと、互いの効果を打ち消してしまいます。
洗濯機に柔軟剤を入れる場所がある場合はその場所に、無い場合はすすぎの時に入れるようにしましょう。

⑤お風呂の残り湯は使わない

「水道代の節約に、お風呂の残り湯を洗濯に使いたい」と思うかもしれませんが、タオルや衣類の生乾き臭の原因になる可能性があり、おすすめできません。
洗濯は冷たい水より30~40℃のお湯の方が汚れが落ちやすいのですが、入浴後のお風呂の水には雑菌が多いのが難点です。

雑菌は入浴後にどんどん増えていくので、翌朝の洗濯で使うことは避けた方が良いでしょう。 どうしても利用したい場合は、入浴後あまり時間を置かずに洗いの時のみに。

すすぎはきれいな水道水を使いましょう。

洗濯機のコースの使い分け

洗濯機には複数のコースが設定されていることもあり、どう使い分けるか迷ってしまうこともありますよね。 衣類に合ったコースを選ぶことで、効率良く、衣類に負担が少なく洗濯できるので、上手に使い分けたいですね。

標準

普通の洗濯モード。
ふつうの洗濯マークのついた衣類に最適。

手洗い(ドライ・ソフト・弱)

デリケートな衣類に適したコース。
手洗い洗濯マークのついた衣類、弱洗いの衣類に最適。

スピード(お急ぎ・時短)

洗濯時間を短くしたコースで、すすぎや脱水の回数が標準より少ない設定。
あまり汚れていない衣類の洗濯に。

毛布(大物洗い)

毛布、シーツなど、大きなアイテムを洗うためのコース。
ダメージを与えないようにゆっくりと洗うので時間がかかります。

まとめ

正しい洗濯の仕方のポイントを紹介してきましたが、いかがでしたか?

ポイントをまとめると、

  • 洗濯物を4つのチームに分ける。
  • 洗濯マークに「×」があるものはクリーニング店に出す。
  • 汚れがひどい衣類は下洗いする。
  • 洗濯機に衣類を詰め込み過ぎない。
  • 洗剤は適量を使う!
  • 柔軟剤を入れる場所(タイミング)に注意する。
  • お風呂の残り湯は使わない(使用する場合は洗いのみ)。
  • 洗濯コースを使い分ける。

と、洗濯前にポイントがたくさんあることが分かって頂けたと思います。

初めのうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると自然にできますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

宅クリ編集部のなみでした。

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