家での洗濯、液体洗剤と粉末洗剤は何が違う?使い分けのポイント

毎日の洗濯、洗剤はどんなタイプを使っていますか? 液体洗剤と粉末洗剤にはそれぞれ特徴があります。上手に使い分けることで、洗濯の仕上がりのクオリティが上がる可能性も!液体しか使わない、または粉末しか使わないという人も、各タイプのメリットを知っておいて損はありません。この機会に洗剤の違いについて確認しておきましょう。

液体洗剤は皮脂汚れを落とすのに最適

多くの液体洗剤は中性や弱酸性で、普通の洗濯には過不足のない洗浄力を持っています。衣類にやさしく生地を傷めにくいのもポイント。冬でも溶け残ったりすることが無く、洗濯カスが出ないので年中使いやすい洗剤です。すすぎが1回でOKというものもあり、家事の時短や節約の面でも魅力的ですね。さらに、抗菌防臭効果があるタイプもあり、部屋干し時に活用すると便利です。

液体洗剤は界面活性剤が主成分なので、水に溶けにくい油分を水になじませて落とす効果があります。そのため、皮脂の汚れを落としやすいのが特徴です。しかし、泥を落とすのに効果的なアルカリ剤の割合は低く、泥汚れやシミの元になるような頑固な汚れには弱いというのが難点。

粉末洗剤は泥汚れなど頑固な汚れにおすすめ

一方、粉末洗剤はほとんどが弱アルカリ性で、界面活性剤よりもアルカリ剤が多く含まれています。洗浄力も高く、黄ばみやシミなどの汚れに向いています。特に効果的なのが泥汚れ。スポーツをしている家族がいる人、運動部の子ども、土遊びをする年頃の子どもを持つ人は、粉末洗剤がおすすめです。

粉末洗剤の欠点は、洗剤が溶け残ったり洗濯カスがでやすい点です。心配な場合は、入れた際によくかき混ぜたり、お湯で溶かしてから投入するなどひと工夫を。また洗浄力が高いゆえに、衣類の色落ちがしやすいというデメリットも。色物を洗う時は白い衣服とは別に洗うなどして、気を付けるようにしましょう。

第三の洗剤(ジェルボールタイプ)の特徴とは?

液体洗剤と粉末洗剤について紹介してきましたが、第三の洗剤と呼ばれているジェルボールタイプはどのような特徴があるのでしょうか。

ジェルボールの洗剤は、洗剤を水で溶けるフィルムで個包装したもの。洗濯時には洗濯槽にジェルボールを1個入れるだけなので、洗剤を計量する必要がありません。すすぎも1回で大丈夫です。また、洗浄力や消臭、漂白の効果が高い洗剤があり、漂白剤との併用が必要ないものや、部屋干しに向いているものもあります。

ジェルボールタイプの洗剤は、洗浄力が高く、すすぎは1回でOK、洗剤の計量不要と、まさに液体洗剤と粉末洗剤の良いとこ取り。忙しい主婦の強い味方となってくれる存在です。

ただし、デメリットが無いわけではありません。そのひとつがコストパフォーマンス。ジェルボールタイプは洗濯物の量に関わらず、毎回1個使用します。そのため、洗濯物が少量でも1個消費してしまいます。ある程度の量を洗う場合は良いですが、少量の場合はコストパフォーマンスが悪くなってしまいます。

もう一つは取扱いに注意が必要ということ。ジェルボールは水でフィルムが溶けるので、濡れた手でジェルボールを触ると洗剤が出てきてしまいます。濡れた手で取り出そうとして、他のジェルボールに水滴がついてしまうと、ケースの中で溶けてドロドロに…ということもあり得ます。手の水分はしっかりオフしてから扱うようにしましょう。

また、見た目がゼリーのようなので、子どもが濡れた手で遊ぶと洗剤が飛び出して危険です。もちろん誤飲にも注意が必要です。保管場所や取扱いには十分注意したいですね。

まとめ

液体洗剤は皮脂汚れ向き。汚れがひどくない洗濯物がメインの場合は液体洗剤がおすすめです。 粉末洗剤は泥汚れや黄ばみ・シミの汚れ向き。洗浄力が強いので色落ちには要注意。冬場は洗剤をお湯で溶かしてから投入すると溶け残り防止になります。

第三の洗剤は時短優先で、汚れた衣類をきれいに洗いたい時向き。

宅配クリーニング

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