衣類の虫食いを防ぐには? 正しい防虫剤の使い方をおさらい

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衣類の虫食いを防ぐには? 正しい防虫剤の使い方をおさらい

夏物や冬物の衣類を片付ける時に気を付けたいのが、防虫対策。大切な服に穴が開いてしまってからでは手遅れなので、衣替えの時にしっかりと行うようにしたいですね。今回は正しい防虫剤の使い方について、確認しましょう。

衣類を食べてしまう虫とは?

長期保管中の衣類に穴が開いてしまうのは、害虫が繊維を食べてしまうから。害虫の種類は、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルオブシムシ、イガ、コイガなどです。

これらの害虫は、洗濯を外で干している時に洗濯物に卵を産み付けたり、洗濯物にひっついて家の中に侵入します。孵化すると、幼虫は衣装ケースや押入れ・たんすの中など、暗くて暖かい場所で過ごし、成虫になると明るい場所へと飛んでいきます。

ヒメカツオブシムシの場合は4~5月頃が産卵期で、幼虫として過ごす期間は300日以上。幼虫の間に衣類やほこりを食べて成長します。

ウールやシルクはもちろん、化学繊維も要注意

害虫が好むのは動物性の繊維なので、羊の毛が原料のウールは食べられやすい素材の代表と言えます。また、シルクも食べられやすい素材なので要注意。木綿もエサになりやすい素材ですが、動物性の繊維に比べると食べられることは少ない素材です。

化学繊維(ポリエステルなど)は、基本的にエサにすることはありませんが、衣類が皮脂や汗で汚れていると穴を開けられてしまう可能性があります。害虫は皮脂や汗を好むので、繊維の素材に関係なく、一緒にかじられてしまうことがあるのです。「化学繊維の素材だから大丈夫」と思わず、しっかり汚れを落としてから保管するようにしましょう。

防虫剤の種類と特徴

防虫剤のタイプは主に4種類に分類されます。近年主流となっているのは、においの無いピレスロイド系の防虫剤。そのほかの防虫剤はにおいがあるタイプです。衣類の素材によっては、使用できない防虫剤の種類もあるので気を付けましょう。

防虫剤の種類

・ピレスロイド系(エムペントリン)
現在主流となっている防虫剤。無臭で、少量でも効果・持続性があります。効果が切れたことは文字や色で判別できるようになっています。 有効期間は半年から1年。毎日着る洋服など、着る頻度が高い洋服の防虫向き。他の種類の防虫剤との併用が唯一可能なタイプ。
※真鍮・銅・金属のボタンを含む衣類は使用不可。

・パラジクロロベンゼン
昔ながらの防虫剤で、においは強力です。効き始めるのが早い分消耗も早く、比較的たくさんの量を使う必要があります。 有効期間は3~6カ月程度。ウール・絹などの衣類の防虫向き。
※合成皮革・塩化ビニール製品・スチロール製品・ラメ・金糸・銀糸・人形類は使用不可。

・ナフタリン
特有のにおいがあります。効き始めるのがゆっくりですが、持続性があります。 有効期間は半年から1年程度。着る頻度が少ない(出し入れが少ない)衣類・皮革製品・毛皮製品・人形などの防虫向きです。
※塩化ビニール製品・ラメ・金糸・銀糸などは使用不可。

・樟脳(しょうのう)
最も古くからある防虫剤で、着物の防虫対策として使われてきました。清涼感のある特有のにおいがあります。 有効期間は半年程度。着物(和服)・絹・毛皮などの防虫向き。
※使用できない素材は基本的になし。金糸・銀糸・金箔は直接触れないようにすること。

防虫剤の効果をしっかり発揮するためのポイント

いくら防虫剤を使用していても、使い方を間違えていると意味がありません。防虫剤の効果がしっかり発揮されるようにして、衣類を保管しましょう。

ポイント1 防虫剤は衣類の上に置く

防虫剤から発散される気体は空気より重いので、衣類の下に敷いてしまうと効果が発揮できません。衣類の上もしくは衣類より高い位置に置いて使用しましょう。

ポイント2 保管場所の密封性が高いほど効果的

防虫剤はゆっくり蒸発し、保管場所を満たすことで衣類を虫から守ります。そのため、保管場所はできるだけ密封性が高い方が効果的です。クローゼット・押入れ・たんすの引き出しを開けっ放しにしないようにしましょう。

ポイント3 衣類を詰め込み過ぎない

衣類をぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと、防虫剤の気体が広がりにくくなり、効果が弱まってしまいます。少しスペースに余裕を持たせて保管しましょう。

ポイント4 違う種類の防虫剤を併用しない

違う種類の防虫剤を一緒に使うと、上手く蒸発せずに液体になってしまうことがあります。液体が衣類にシミをつけてしまう可能性があるので、防虫剤の併用は避けましょう。ただし、ピレスロイド系(無臭タイプのもの)は違う種類の防虫剤とも併用が可能です。

衣類を保管する際は清潔にしてから

長期保管の前には、虫くいを防ぐためにも、念入りに洗濯をしてからにしましょう。害虫は熱に弱いので、可能であればアイロンをかけてから保管するのがおすすめ。家庭で洗えない衣類はクリーニング店に出しておくと安心です。 防虫剤を使用する場合は、パッケージに記されている使用量の目安を守って使うようにしましょう。

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